私たち Tera school は、より良い学びの場のモデルづくりと展開に取り組むNPOです。 現在、京都市内と東京都内の計4ヶ所のお寺で学びの場(寺子屋)を継続的に運営しているほか、学びの場づくりを行うお寺や地域団体を応援する開設支援活動を全国で行っています。

なぜ「お寺で寺子屋」なのか

お寺はかつて、地域コミュニティの中心と言える場所でした。その中には学びの場としての役割を持つところも多く、江戸後期から明治初期にかけては、全国に1万ヶ所以上の寺子屋があったとされます。 現在、多くのお寺が、それぞれが持つ場と関係性を生かせる社会貢献活動のあり方を模索しています。Tera school は、こうした社会資本としてのお寺に注目し、さまざまなステイクホルダーとともに学びの場づくりや開設支援を行うことで、新たな価値の共創を目指しています。 そして将来的には、江戸時代の寺子屋がそうだったように、寺という場を越えてより良い学びの場を全国に広げていきたいと考えています。

 

「全員が学習者」というコンセプト

Tera school は、場づくりや組織づくりにおいて、「全員が学習者」というコンセプトを大切にしています。これは、参加者の誰もが年齡や所属にかかわらず本質的に対等であり、お互いの学びを応援し合う立場としてその場に参加しているという考え方です。例えば、平日に開催している学び合いコースでは、読書・語学・資格取得のための勉強など、大人たちが文字通り自分自身も学びながら、子どもたちの学習を支援しています。
また Tera school では、学び合い・探究・プログラミングといった多彩なコースや、就学援助世帯を対象にした団体独自の奨学生制度により、幅広い年齢層・経済層の子どもたちが、時に楽しく、時に切磋琢磨しながら学び合える場を実現しています。
こうした環境の中で、子どもたちは、さまざまな人たちと信頼関係を結び、その人たちの生き方を知ることで自らの目標を明確にし、生涯役立つ学び方を身につけていきます。大人たちは、子どもたちの学ぶ姿に触発されながら、自身のあり方を見直し、学びへの意欲を高めていくことができます。

 

すべての子どもたちに「より良い学び」を

私たちは、団体のミッション(使命)を次のように3段階で表現しています。

1点目のモデルづくりは、私たちの活動の中心にあり、多様な「より良い学び」の形を社会に提案し、すべての参加者との関係性を大切にしながら持続的に発展させていくことが目的です。
2点目の場と文化の展開は、子育て・教育・生涯学習などの分野で活動を始めようとする各地のお寺や地域団体と連携する開設支援活動という形で行っており、私たちがモデルづくりで得た知見も生かしながら「より良い学び」を広げていくことが目的です。
3点目の長期的なミッションは、学びたい人は誰もが学び続けることができ、子育てに関わりたい人は誰もがその機会を得られる社会を実現するというものです。私たちが単独でできることではなく、たくさんの人や団体と協働していくべきテーマとして捉えています。
こうした3つの段階を経て、すべての子どもたちにより良い学びの機会を、関わる大人たちにも学びと貢献の機会を創出することを目指しています。

 

代表よりメッセージ

Tera school では「全員が学習者」。私たち大人も、子どもたちの学びを応援しながら自分自身の学びに取り組んでいます。一昔前の社会では、人生の前半に集中するものとして学びを捉える向きがありましたが、学びは本来、人がより良く生きようとする意志の現れであり、誰もが生涯を通して行っていくものです。
また、子育てや教育は、保護者の方や、学校教員や保育士といった専門職の方だけが担うものではなく、そうした方々の立場と経験を尊重しながら、さまざまな人たちの関わりのもとで充実させていくべきものだと思います。
私たちは、一人でも多くの子どもたちが生涯を通して学ぶ力を身につけられる場、そしてたくさんの大人たちが学びながら子どもたちの支えになれる場を、さまざまな人や団体と連携しながらつくっていきます。
生徒として、保護者として、スタッフとして、サポーターとして。「学び」をテーマに一人ひとりがつながる Tera school のコミュニティに、あなたもぜひ一度参加してみてください。

 

Tera school(テラスクール)代表 荒木勇輝

このページのトップへ