海外FXで損失が出た時の確定申告は必要？

利益が出た場合は国内業者・海外業者にかかわらず確定申告をする必要がありますが、損失が出た場合の扱いは異なります。

FXをする上で税金に関してきちんと知っておくことはとても大切です。

今回の記事では、FXで損失が出た時の確定申告にフォーカスを当てて解説していきたいと思います。

税制上における海外FXの利益位置付けについて

まずは、国内FXと海外FXそれぞれの税制上の位置付けを確認しておきましょう。

国内業者と海外業者の大きな違いは、支払う税金の金額が違うという点です。

本業の給料がある方でも数十〜数百万円の利益の場合は、海外業者の税金の方が安く済むというケースも多々あります。

どちらが得かというのは一概に言えませんが、一つ確実に言えることはどちらを使っていても利益以上に税金を請求されることは絶対にないので、過剰に怖がらなくで大丈夫ということですね。

FXで損失が出た時、確定申告は必要？

投資で利益が出た際は確定申告が必要ですが、損失が出た時の扱いはどうなっているのでしょうか。

国内業者FXについて

国内業者でFXをしている場合、その年に出た損失を確定申告しておくと最大3年間に渡って損失繰越が可能になります。

しかしデメリットとして、株や仮想通貨、不動産などの他の投資で出た利益と合算させることはできません。

これを合算してゼロに…ということはできないため、株の100万円に対する税金の支払い＋FXの損失100万円の損失繰越という２つの手続きが必要になります。

海外業者FXについて

海外業者でFXをしていて年次確定損失が出てしまった場合は、確定申告は必要ありません。

なぜなら、上で説明した「損失繰越」は国内業者のみが利用できる制度であるため、海外業者の損失を申告しても意味がないからです。

これらは相殺してゼロにする事が可能です。

確定申告の方法・手順

これらについては、以下の記事で詳しく解説しています。

2023年5月22日【画像付き】XM Tradingで得た利益は確定申告が必要！必要書類や税金の計算方法、申告の手順は？

海外FXの確定申告に対するよくある質問

①確定申告をしたら、会社にバレますか？

確定申告をしたかしていないか、というのは会社にはバレません。

むしろ、確定申告をせずに利益分の税金が会社に請求されてしまったり、脱税が疑われて追徴課税の対象になったりしてしまうと会社にバレる事があります。

②手続きについて分からないことはどうすれば良い？

手続きに関しては基本的に税務署のホームページか、窓口・電話での問い合わせを行うことで教えてもらう事ができます。

確定申告をするということは、「きちんと税金を納めます」という意志があるということ。

税金を払うことは国民の義務なので当然ですが、税務署はこのような方を無下に扱うことは絶対にしません！

分からないところは分かるようになるまで、最寄りの税務署職員さんに聞いてOKです。

③税理士さんを経由しないとだめ？

「確定申告＝税理士さん」というイメージがある方は多いと思いますが、必ずしも税理士さんが必要なわけではありません。

海外FXの口座を1〜2つほどしか利用していない方であれば計算も単純ですので、税理士さんにお願いするまでもなく比較的簡単に申告書類を作ることができます。

上記に当てはまる場合は、申告間違いが不安な場合には税理士さんに相談するのが良いかもしれませんね。

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今回の記事では、FXで損失が出た場合の確定申告の有無についてを中心に解説してきました。